ランバイク・ピーターパン・カップ第1戦 in かんなの湯

朝から降り続く雨。会場へ向かう車の中、小雨模様になってきて祈る。
せめて小雨でこのまま保ってくれ、と。

10月20日(日)。今日の会場は埼玉県児玉郡神川町、かんなの湯。
かんなの湯で主催のランバイクピーターパンカップだ。

一級河川、神流川のほとりに位置する風光明媚な癒しの湯、「あ、神奈川って書いてある(^O^)」「惜しい!あれは神流川(^^;; 」
未就学児には区別も難しいくらい、漢字も音もよく似た地名で、我ら相模原Team Rust-ezeとしては親近感もひとしお。
だがあいにくの雨で今日のレースは荒れる予感だ。

01s

Rust-ezeからのエントリーは4名だったのだが、2名は都合がつかずにキャンセルとなった。

一人は3歳の終盤という最も有利な条件で表彰台を狙うチームの女王R。
彼女は過去数々のガールズレースで表彰台に上がってきた。
今回は混合。
「男の子と走るのいや〜」なんて言っていたのは過去のこと。今日は狙います!

02s

もう一人は4歳クラスアップで壁にぶつかる眉間にシワが特徴のI。
彼が再び笑顔で走れれば、上位入賞も夢ではない!

03s

雨は止まないどころか、徐々に強くなっていく。
親子でお揃いのカッパちゃんに身を包むも寒さと上がらないテンションとの戦いだ。

04s

予選は3本の予定だったが降りしきる雨に主催者が2本に短縮すると決断した。
予定していた昼休みの時間も省略。
有難い、幼児は午後になると睡魔というもうひとつの戦いがあるのだ。

予選一本目、「Rは2位だった〜、Iは?」Vサインと共に女王が問いかける。「3位〜」眉間にシワ。

予選二本目、「Rは2位だった〜、Iは?」2位のご褒美に頬張るフランクフルトと共に女王が問いかける。「4位〜」眉間にシワ。

05s

予選2本の合計で、4位までが準々決勝に進出なので二人とも無事に予選突破。

事件は準々決勝でおきた。
女王R、度重なるスケジュール変更で油断したか、気付けばもう出走時間だ。
慌ててスタートまで連れて行き急いで準備。
プロテクターは間に合っても心の準備が間に合わない!

「R、さ〜む〜い〜、走りたくない〜」
女王!頼む!走ってくれ。

無常にもスタートコールがかかり、一斉にスタート。微動だにしない女王。
その凛とした姿はまさに女王。
スタートは私が決める。
私が走る時がスタートよ。

奇跡はその後でおきた。
主催者がDNSを宣言しようとしたその時、、、走り始めた。
最初はゆっくりと、徐々にスピードを上げて。

奇跡は、走り出したことではない。
普通にスタートして、ゆっくりと最後尾を走っていた子を、追撃し始めた。
ミニランプを越える、テクニカルセッションをクリア。
徐々に差が詰まって来て最終コーナーで目前に迫る。

06s

追い上げられた子も後方から迫る女王の気迫を感じて鬼気迫る様相でスピードをあげる!
ゴールライン、タイヤ半分の差か、確かに女王が差した!

準々決勝での最下位の争い。多くの参加者には興味もないかもしれない。
しかしそこには確かに戦いがあり降りしきる雨の中のドラマがあったのだ。

◆R 3歳 予選第1ヒート2位→予選第2ヒート2位→準々決勝完走

 

次はIだ。眉間にシワを寄せている場合ではない。女王の無念を晴らすのだ。

07s

Iは懸命に走った。何度も戦ってきた、ライバルと思っている子もいる。
しかし徐々にその背中が遠くなる。コースが長い。ランプは嫌いだ。雨で足が重い。水たまりは速く走れない。
前傾が崩れ、体が起きてしまい、スピードダウン。また抜かれた。。。結果は最下位。

女王、すいません、無念は晴らせませんでした。

「綿あめは無理だね。また今度にする。」
不甲斐ない結果を自分で自覚している。君はまだ4歳だ。それだけで十分だ、綿あめだって買ってあげる、そう言いたくなる。

Iは3歳で数々の栄冠を掴んだ。 しかし4歳で武器を全て失った。

抜群だったスタートダッシュが通用しなくなった。
「インを差す」、呪文のように唱えただけではコースが取れなくなった。
ロングコースのレースが増え、息が続かなくなった。

単にクラスアップの壁ではない。3歳の時に勝てた相手でも今はもう勝てない。
スタート、前傾、コーナー、持久力、武器を一つずつ丁寧に取り返すしかない。

惨敗の結果に母はバギークロスの購入を決意。

何かを変えないといけない。一緒に特訓だ。再び栄冠を取り戻すのだ。

08s

◆I 4歳 予選第1ヒート3位→予選第2ヒート4位→準々決勝完走

 

Rust-ezeの戦いは終わった。

しかしこれは終わりではない、また次の始まりなのだ。
ランバイクレース、それは単に子供が数回、競争して終わりなのではない。

栄光と挫折、迷いと試行錯誤、勝利に喜び、負けても楽しむ。

そしてそれは、その後に続く子供の長い一生の、輝かしい未来を創造してくれる最初の一歩になるのだから。

最後に、素晴らしい大会を主催して頂いた関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

 

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